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Jane Z. の今日のショーケース・ライブ
ショーケース・ライブなのに,内容もりだくさん.Jane Z.(ジェーン・ズィー)とは,张靓颖のこと.大陸の若い人で知らない人はいないくらい有名ではないでしょうか.彼女の歌を直接,しかもたっぷり,しかも間近で聴けたのは,貴重な体験でした.

彼女の北京でのライブのDVDを見ましたが,このDVDに近かったら,もっと心が動いたかもしれません.でも,中国語でもっと歌って欲しかったという意味ではありません.また,もっとステージが大きかったらよかったという意味ではありません.

今日の感想としては・・・20年前ならまだしも,今この時代に,”ワールドワイドな歌手,イコール,アメリカ的な歌手”なのか,やや疑問です.今この時代に,世界のポップソングの基準が,マライア・キャリーやクリスティーナ・アギレラやビヨンセのタイプの歌だけに存在すると考えていいのか,やや疑問です.

歌のうまさを生かす方法は,他にもあるような気がします.韓国出身の東方神起が,日本で若い世代にも人気が出てきた結果ブレークしているように,今はもう,日本では若い世代が漠然とであれアメリカ風なものをストレートにポップソングに求める時代ではないような気がしますが,いかがでしょうか.

Jane Z.は,歌がうまいです.それをどう生かすか,です.大陸では問題ないと思いますが,日本という外国で,彼女の歌のうまさを生かすには,どうしたらいいか・・・.

彼女が歌を歌うと,大陸の人は喜びますよね.だから,大陸では絶大な人気があるんですよね.ならば,同じような意味で,日本人が喜ぶ歌を歌えばいいのではないか,と.今日のライブだと,日本人にはアメリカ的なポップソングがうける,ということが前提になっているような気がします.つまり,

大陸の人 : 大陸で好まれる歌 = 日本の人 : (    )

という比例式の( )の中に,今日のライブでは,なぜか,「アメリカのポップソング」が入ってました.でも,ここは日本です.しかも,中国と同じ,アジアです.韓国も,中国も,日本も,アジアです.東方神起あたりが,そろそろ,汎アジア的なポップソングのイメージを打ち出せているのに,なぜ,こうなのかなぁ,と.もっと試行錯誤があってもいいんじゃないかなぁ,と.

「歌がうまいなぁ.じゃあ,マライア・キャリー系で.」という発想は,まだまだスタートラインにも立っていない感じかなぁ,と.

時代は変わって,いま,おそらく,大衆歌謡が,汎アジア的なものの試行錯誤の最前線に位置しているのです.だから,特に韓国から日本に来ている歌手は,とても試行錯誤して苦悩している.”単なる韓流”を超えるにはどうすればいいか,苦悩しているのです.

ただ,Jane Z.は,中国や日本を行ったりきたりして,そういう試行錯誤に巻き込まれるに値する歌手であるとは思います.
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by tmasada2 | 2009-03-29 23:58 | 中華圏いろいろ新聞
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