飛行機が朝9時半に出発のはずだったんですが、左エンジンの整備のため、1時間遅れ。10時半に出発しました。一時間も遅れたのですが、止まっている飛行機の中での一時間なんて、飛んでいる飛行機の一時間に比べたら、天国です。
やっぱり飛行機は怖いですね。コルトレーンを聴くのがぴったりぐらいまでテンションを上げないと、とてもじゃないけれど、この怖さは乗り切れません。やっぱり生き方を見つめなおしたほうがいいかな。というわけで、実際にコルトレーンの「Ole」を聴きながら乗っていました。 インチョン空港に着いたら、飛行機から解放されたせいで、顔の筋肉が緩んで、おなかもすいてきて・・・空港の端っこのほうにある、ウォーカーヒルの韓食堂へ。前に一度行って、おいしかったので、また行きました。前回は夏だったので冷麺でしたが、今回はピビンパプです。やはり、おいしかったです。というか、もうソウルに来たというだけで、嬉しくてしょうがない。 それで、です。なんと、この韓食堂で、ナ・ユンソンさんに逢ってしまったんですね。私の背後の四人がけのテーブルに、西洋人3人と、東洋人の女性一人。西洋人が明らかに見覚えのある人。えーーー! ひょっとしてーーー! おとつい目黒ブルース・アレイにいたよね? えーーーっ、ということは、この女性は、ナ・ユンソンさん? ・・・いや、私、特に女性ヴォーカルが出演なさるときにはステージを見ないようにしているので、はっきり顔を覚えていなかったのです。しかし、持っているCDのジャケットの写真にそっくり。まちがいない。 そこで、思い切って、韓国語でその女性に話しかけました。「ナ・ユンソンさんですよね?」「ええっ?そうです。」 明らかに驚いておられました。それで、おとつい、ブルース・アレイに聴きにいったことを言ったら、さらに驚いておられました。数分のやりとりの概略は次のとおり・・・とても感動しました。ありがとうございます。とてもいい舞台でした。ところで韓国語お上手ですね、韓国にお住まいなんですか。いや日本人で、日本にいます。韓国へはお仕事でこられたんですか。いえ。じゃあ遊びに。はい・・・とか、こんな感じ。 もし飛行機が1時間遅れていなかったら、そして、この韓食堂にまた来ていなかったら・・・逢ってませんでした。偶然というのは、恐ろしいものです。とにかく、とても嬉しかったです。ナ・ユンソンさんには、ひとつの道をストイックに突き詰めている人に独特なオーラがありました。「また機会があれば聴きに来てください」「ぜひ行きますよ」と私も言ったので、また機会があれば行こうと思います。 さて今日は、この後にまたひとつ、大きなイベントがあったのですが、省略して書きますと、パダさん、イ・ヒョリさん、Fly to the Skyのお二人、KCMさん、イ・スンギさん、super juniorの12人(そう、12人全員そろっていたのです!)を生で見ました。これについては、また時間ができたらゆっくり書きます。 とにかく、ソウルは楽しいです。こちらが真摯に興味や関心を持って接すれば、必ずそれ以上のものがかえってくる街だと思います。食事にせよ、大衆文化にせよ、人間にせよ・・・です。
by tmasada2
| 2006-03-03 00:18
| 韓国いろいろ消息
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